勉強法に苦心した東大生、浪人時代に気づいた大切なこととは?

2018年3月2日

中高生にとって大きな悩みの一つが、勉強法です。
先生方も日々の授業を通して、
効率的に勉強ができている生徒とそうでない生徒がいることを感じていらっしゃるのではないでしょうか。

最難関の受験勉強を突破し勉強との悩みには一見縁遠そうに見える東大生も、中高時代はこのような勉強法の悩みに苦しんでいました。
むしろその壁にぶち当たり、勉強法を工夫したからこそ勉強法への悩みを克服できて成績が上がったという東大生は多くいます。

ここでは私の学生時代を振り返り、どのようにして自分に合う勉強法を見つけたのか、というお話をさせていたきます。

筆者のプロフィール
名前:木幡壮真(こはた そうま)
経歴:公立の中学→都内の高校→東京大学工学部機械工学科3年

Part① 効率とは無縁?繰り返すだけで覚えられた中学時代

いきなり話の腰を折るようで恐縮ですが、私は中学時代、特に勉強に困ったことがありませんでした。
市内でも一番荒れていた地元の公立中学に進学したため、扱う内容は基礎中の基礎。
定期テストでは5教科で493/500点(うち満点3教科)を叩き出すほどでした。

当時の勉強法は、通信教育の教材と学校で配布された教科書・プリントのみ。
実技も含めた暗記教科に関しては、プリントや教科書に緑のマーカーを塗りまくり、とにかく赤シートで隠して覚えるという、非常に古典的なものでした。まさに時間と体力に任せた、教科書丸暗記法です。

東大生の勉強法

高校受験はトップレベルの高校を受験しましたが、その時も塾の教材にひたすらマーカー、マーカー。
テキストの見出しを聞けば書かれている内容を説明できるほどの状態まで繰り返しました。この勉強法で無事合格するも、高校では苦労することになります。

当時の勉強法
・暗記教科:赤シートと緑マーカーを用いた、教科書丸暗記法
・数学:たくさん問題を解き、パターンを暗記

Part② 初めての勉強での挫折 全く点が取れない高校時代

意気揚々として高校に入学。最初の中間試験では、中学時代と同じように勉強し、クラスで3位。この結果に安堵したことで、「今まで通りの勉強法で大丈夫」という勘違いが生まれてしまいます。
高1の秋、高2の春と目に見えて成績が下がっていきました。今思い返すと、要因は二つあったと思います。

  • 生活リズムの変化:高校時代から通学時間がそれまでの10倍近い、1時間半近くになりました。また部活や委員会などで遅くまで残ることも増え、リズムが大きく変化するなかで、従来のように「赤シートだけで教科書丸暗記」という方法を行える時間がとれなくなりました。
  • 学習内容の難易度アップ:全教科で中学より高校の方が難しくなる、といいますが、私の場合特にそれを感じたのは数学です。それまでは多くの問題を解くことで解き方のパターンを覚え、まるでパズルゲームのように解いていましたが、高校では通用しませんでした。
    数学的な考え方が身についていなかったので、問題を見てもどうやって公式を使うかわからず、解説を見てもどうしてこのような考え方をするのかが理解できない…という状況が続きました。

東大生の勉強法

このように環境や学習内容の変化を感じていましたが、高校生活を楽しむあまり、変化に対応するための工夫や時間の捻出を怠っていました。「やればできる」という思い上がりもあったと思います。

やがてこの怠惰は結果に現れました。高2秋の校内実力試験では、英語は単語がわからず読めないし、古文も全く主語が取れない。数学はなんとなく見たことある問題に、一応知っている公式を当てはめてみる始末。返却された時は340人中270位。全ての教科で平均を下回っていました。

当時の勉強法
・全教科ともに普段はノータッチ。塾に通うこともなく、一応宿題をやる程度。
・英単語、古文単語:定期試験前夜に一夜漬けでギリギリ乗り切る程度で上澄みなし。
・数学:日常的に解く習慣はなく、試験範囲のみやる。

Part③ 基礎がガタガタのまま迎えた受験本番

東大生の勉強法

成績に焦り、年が明けた高2の冬から塾に通い始めました。理数系教科を中心に急ピッチで詰め込みはじめましたが、基礎がガタガタなことに対しては見て見ぬ振りをしていました。

その結果模試の成績は散々たるもので、東大はもちろん、私大もDやE判定。センター型の模試では秋まで平均6割程度しか取れませんでした。これでは奇跡が起こるはずもなく、現役での入試は全敗。浪人生活が決まりました。

当時の勉強法
・数学:応用クラスの塾に通うものの、授業を受けるだけで自分で解くことが少ないため、演習では全く手が出ない
・英語:3冊の単語帳を行ったり来たり。
・理科:レベルの高い問題集に取り組むも、基礎事項がわかっていないことにセンター模試を通して気づく。

Part④ 勉強法と向き合い直した浪人時代

1年間の予備校生活が決まり、しっかりと土台を作るために、改めて勉強法から見直しました。

全教科で共通していたのは、「その日に受けた授業は、その日のうちに復習する」という勉強法です。数学は予習時にできた問題でも必ず解き直し、英語は訳を思い浮かべながら音読していました。

特に有効だったのは、その日のノートを読み返すこと。その日受けた授業なのに、案外忘れてたりわかっていなかったりする部分が多かったので、授業を思いだしたり教科書で調べて書き込んだりしていました。移動時間や寝る前の30分を使えばできるので、忙しい高校時代からやればよかったと思っています。

東大生の勉強法
電車内で15分あれば、2教科分のノートを読み返せます。

また復習と同時に、少し簡単そうな参考書をしっかりとこなすことが大切だと身にしみて感じました。背伸びをして難しい問題にチャレンジし、結局手がつかず解説を読んでわかった気になっていたのが現役時の大きな失敗でした。この反省を生かし、理科や古文では、高校時代に配られた教科書傍用問題集やワークを解き直し、解き方や意味を説明できる問題を徐々に増やしていこう、と意識していました。

左が現役時代、右が浪人時代に使っていた参考書。物理・化学ともに現役時代は相当背伸びをしていました。

暗記法にも工夫を加えました。古文単語や英単語の意味を、電子辞書ではなく単語帳で調べるようにしたのです。調べた語句に印をつけ、使用例を単語帳に直接書き込むことで、自分だけのMy単語帳を作っていきました。

このような着実かつ効率的な勉強法を取り入れたことで、成績が安定して伸びていきました。

現役時に苦手としていた古文は文法と単語を覚えることで自然と読めました。数学も考え方の肝を理解することで、存在条件や微積分といった難しい単元でも「まずなにをすればいいのか」が分かり、着実に手が進むようになりました。久しぶりに、問題を解いていて楽しいと思えるようになりました(笑)

こうして確かな知識と自信を持って望んだセンター試験では前年より100点以上点数が伸び、無事に東京大学理科I類に合格することができました!

勉強法のポイント
・数学:授業があったその日と週末に必ず解き直し。
・英語:毎日音読を繰り返し、単語帳を一冊に絞って書き込んでいく。
・物理:東大用の問題集から離れ、教科書レベルの問題集を完璧にする。

おわりに 〜東大合格のポイントは、「勉強法の確立」〜

受験勉強のセオリーは巷に溢れています。学校でもオススメの参考書や、入試までの成績の目標などを教えてもらいました。これらはデータとして分かりやすく、参考にしやすいものです。

一方で、肝心の「どのように勉強するか」については、先生に質問してみようという発想すらありませんでした。

確かに勉強法は人によって向き不向きがありますし、自分でやってみないとわからないものです。

それでも単語帳の使い方や、復習の仕方などの選択肢があれば、「自分に合う勉強法を探してみる」ということに目を向けられるのではないでしょうか。そしてそれに気づくのは、早ければ早いほど得だったと思います。ぜひ先生方から生徒さんにご紹介してみてください!

こうして「自分に合う勉強法」を見つけるために、トモノカイではMy勉強法”発見”プログラムを行なっております。

難関大学生が「実際に使っていた」勉強法を、勉強法を工夫して大学受験を突破した大学生が、直接生徒さんに伝えます。
私の体験からも、「中高生になるべく早く、自分にあった勉強法を見つけてほしい」という思いが込められたプログラムです。
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