中学生・高校生におすすめの勉強アプリ8選〜勉強ツールからやる気管理まで選りすぐり!
勉強においては邪魔者扱いされてしまうこともあるスマートフォン。しかし、近年では日々の学習に役立つ様々なアプリが出ており、うまく活用すれば勉強の強い味方になってくれるのです。
別記事「先生・教員におすすめの教育アプリ8選~情報収集からお役立ちツールまで厳選!」では、先生・教員の皆様におすすめのお役立ちアプリをご紹介しました。今回は、この記事でも少しご紹介した、生徒さん向けの勉強アプリにスポットをあててみたいと思います。
「机に向かってする勉強ばかりでは飽きてしまう…」という生徒さんにも、「ついついスマホを触りすぎてしまう…」という生徒さんにもおすすめのアプリをご紹介していきますので、ぜひ学校の生徒さんにご紹介していただければと思います。
目次
1.スマホアプリは勉強の敵?それとも味方?
いまや10代のほとんどが持っていると言われるスマートフォン。中毒性のあるSNSや楽しいゲームなどのために、「勉強しなきゃと思ってもついついスマホに手が伸びてしまう…」という生徒さんも多いのではないでしょうか。そのため、勉強においては「スマホ断ちすべき」「スマホは邪魔」などと言われることも多いでしょう。
これはもちろんそのとおりで、スマホのせいで勉強に集中できない、というのは大きな問題です。しかし一方で、スマホは勉強に有効活用することもできるのです。
たとえば、スマホを使うと次のようなことができます。
- 自分の学習時間や学習内容を管理する
- 動画で各教科の授業を受ける
- 勉強のモチベーションを上げる
次からは、こうしたことに活かせるおすすめの勉強アプリをご紹介します。
2.中高生におすすめの勉強アプリ
ではさっそく、中学校・高校の生徒さんにおすすめの勉強アプリを、
- 勉強そのものに役立つもの
- 学習管理ややる気の管理に使えるもの
に分けてご紹介していきます。生徒さんにお悩みに合わせて、役立つアプリを紹介してあげてくださいね。
2-1.勉強そのものに役立つおすすめアプリ
ここでは、
- スマホアプリを使って勉強をする
- 勉強ツールをスマホアプリで代用する
といったことができる勉強アプリをご紹介します。
スマホ勉強の大定番!「スタディサプリ」
リクルートが運営する高校生向けの勉強アプリ、「スタディサプリ」。月額たったの980円でプロ講師たちによる動画の授業を見放題ということで、42万人が利用する人気アプリです。
定期テスト対策から志望校別の勉強まで様々な講座が受講でき、東大や京大など有名大学への合格実績も多数。基礎から勉強し直したい生徒さんから難関大学を狙う生徒さんまで、幅広い層の高校生におすすめできるアプリです。
単語帳をアプリで作れる・買える!「単語帳メーカー」
勉強をする上で、多くの生徒さんが使う単語帳。この単語帳による学習をスマホで進められるのが、こちらの「単語帳メーカー」というアプリです。先生におすすめのアプリでもご紹介しましたが、生徒さんの日々の勉強にももちろんおすすめ。
このアプリでは、アプリ上でオリジナルの単語帳を作ることができるのはもちろん、アプリ内のストアで、アプリで使える単語帳を買うこともできるのです(料金は無料〜240円程度)。従来は一枚一枚時間をかけて作っていた紙の単語帳がスマホ1台で完結するので、時間や紙の節約にもなりますし、通学中の電車などでも気軽に勉強することができます。
なお、単語帳の作成はスマホアプリだけでなく、パソコンを使って「単語帳メーカーWEB」というWEBツールでも行うことができます。
暗記シートもスマホの時代!「i – 暗記シート」
なんと、スマホを暗記用の赤シート代わりに使うことのできるアプリ、「i – 暗記シート」。教育カテゴリの無料ランキングで1位を獲得したiOS用のアプリです。
使い方はとても単純。普通の赤シートで勉強するときと同じように、ノートなどに赤シートで消したい文字を赤ペンで書いておきます。そしてそのノートの写真をスマホでパシャリと撮影するだけ。撮影された画像の上に、スマホの画面上で自動的に赤シートがかぶせられ、指一本の操作で赤シートをずらしながら勉強することができます。
赤シートによる暗記は定番でおすすめの勉強法ですが、覚えたいノートや参考書をたくさん持ち歩いたり、常に赤シートを準備しておいたりするのは意外と面倒なもの。そんなとき、スマホ1台でいつでもどこでも赤シート暗記ができるこのアプリは重宝しそうですね。
英語リスニングにおすすめ!「Podcast(ポッドキャスト)」
iPhoneユーザーであれば、音声を使った学習ツールとして「Podcast(ポッドキャスト)」もおすすめです。
ポッドキャストは特に英語リスニングの学習に最適。難易度もジャンルも様々な英語・英会話のチャンネルを無料で聴くことができるので、自分のレベルや興味に合ったものを学習することができます。
がっつりリスニングの勉強をしたい生徒さんだけでなく、スキマ時間に聴き流す程度に英語にふれておきたい生徒さんにもおすすめのアプリです。
2-2.学習管理・やる気管理に役立つおすすめアプリ
ここでは、勉強そのものに使うアプリではなく、
- 勉強を記録する
- モチベーションを維持したり、やる気を高めたりする
- スマホ依存症を脱却する
といったことができるアプリをご紹介します。
学習管理アプリの決定版!「スタディプラス」
日々の勉強を管理してくれるアプリとして人気の「スタディプラス」。ユーザー数は240万人を突破し、受験生の3人に1人が使っています。
スタディプラスの主な機能は、使っている参考書や問題集を登録し、参考書や科目ごとに勉強時間を記録すること。自分の勉強記録がグラフや表で可視化され、効率的に学習を進めることができます。
また、アプリ上で友だちを作ることもできるため、目標や志望校が同じ人同士で励ましあって勉強している生徒さんもたくさんいます。「勉強のモチベーションが上がらない」「勉強した気になっているがじつはあまりできていない」といった生徒さんには特におすすめのアプリです。
スマホ依存を脱却!「スマホをやめれば魚が育つ」
勉強時間の管理ができたり、単語帳を自分で作れたりと、便利な勉強ツールにもなってくれるスマートフォン。しかし一方で、「ついついスマホを触ってしまって勉強がはかどらない」という生徒さんも多いですよね。
そんな生徒さんにおすすめしていただきたいのが、こちらの「スマホをやめれば魚が育つ」というアプリ。どういうものかというと、その名のとおり、スマホを触らずに置いておくとアプリ内の魚が育つという育成ゲームのようなアプリなのです。
集中したい時間と休憩時間の長さは自分でタイマー設定をすることができ、かわいい魚も20種類以上! さらに、これまでの集中記録をグラフで見ることもできるんです。
App Storeでの評価は☆4.5でレビュー数も1,500件を突破。「スマホ依存を脱却して受験勉強できた!」との声も多くあり、中高生のみなさんにとてもおすすめのアプリです。
三日坊主を克服できる!「継続する技術」
せっかくやる気になってなにかを始めても、数日もするとついついサボってしまう…という生徒さんも多いと思います。そんな人におすすめなのが、三日坊主を克服するアプリ「継続する技術」です。
このアプリの特徴は、毎日やる目標を1つだけ設定し、それを30日間つづけるというシンプルな仕様。三日坊主になってしまう人にありがちな、「目標をたくさん設定しすぎる」「凝った記録をつけようとしてしまい、数日で飽きてしまう」といったことが起きないようになっています。
「まずは勉強の習慣をつけたい」「これまでの三日坊主を抜け出したい」という生徒さんにおすすめのアプリです。
やる気が出る名言を集めました!「勉強スイッチ」
どんなに勉強をがんばっている生徒さんでも、ときにはモチベーションが下がってしまったり、やる気を出せなかったりすることもありますよね。そんなときにおすすめなのが「勉強スイッチ」というアプリです。
こちらのアプリも非常にシンプルで、スイッチのようなデザインのボタンを押すと、世界中の名言・格言が表示されるというもの。勉強のやる気スイッチを押してくれるような、胸に響くフレーズがたくさん収録されています。
「モチベーションが上がらないときに困ってしまう…」という生徒さんにおすすめのアプリです。
3.勉強アプリ選びの注意点
ここまで勉強に役立つスマホアプリをご紹介してきましたが、一方でやはり、スマホを使って勉強をするときには注意すべきポイントもあります。そこで、最後にスマホの勉強アプリを選ぶときの注意点を3つほどご紹介します。
◆誤情報や誤字脱字の多いアプリは避ける
勉強アプリを使う上で最も気をつけなければならないのが、そのアプリに含まれる内容が正確かどうかという点です。たとえば、世界史の一問一答のアプリといったものも多数リリースされていますが、中には誤った答えが掲載されているというケースもよくあります。
一問一答や単語暗記など、学習そのものをアプリで行う場合は、なるべく出版社や名の知られた企業が運営しているアプリを選ぶのがおすすめです。個人の方が制作・運営しているものだと、どうしても不正確な情報やミスがあったり、それらがなかなか修正されなかったりといったリスクがあります。(個人制作でも、暗記シートややる気管理のような、情報の正確性を問わないアプリであればリスクはないでしょう。)
◆ゲーム的要素の強いものには注意
勉強アプリの中には、勉強を楽しく行うためにゲーム的要素を強くしたアプリもあります。
こうしたアプリは、「机に向かう勉強はなかなか気が向かない」「苦手な科目なのでやる気がわかない」といった場合に導入や苦手意識の克服用として使うのがおすすめ。一方で、学習内容は薄めであることが多いため、その勉強に慣れてきたらゲーム部分がなくても勉強できるよう努めていくと良いでしょう。
◆勉強アプリを入れすぎない
今回ご紹介したように、役立つ勉強アプリは非常にたくさん存在しています。しかし、だからといってたくさんのアプリを入れすぎないように注意してほしいと思います。
アプリを入れすぎてしまうと、たくさんの参考書に手を出すのと同じく、結局すべてをこなすことができずにどれも中途半端になってしまうことがよくあります。やりきれなくなってしまったら意味がないので、あくまで学校や塾の勉強の補助として使うようにするのが良いでしょう。
4.まとめ
今回ご紹介したアプリをまとめてみました。
◆勉強そのものに役立つおすすめアプリ
・スマホ勉強の大定番!「スタディサプリ」
・単語帳をアプリで作れる・買える!「単語帳メーカー」
・暗記シートもスマホの時代!「i – 暗記シート」
・英語リスニングにおすすめ!「Podcast(ポッドキャスト)」◆学習管理・やる気の管理に役立つおすすめアプリ
・学習管理アプリの決定版!「スタディプラス」
・スマホ依存を脱却!「スマホをやめれば魚が育つ」
・三日坊主を克服できる!「継続する技術」
・やる気が出る名言を集めました!「勉強スイッチ」
生徒さんにおすすめしたいアプリは見つかりましたでしょうか?中高生の皆さんには現代の必需品であるスマートフォンと上手に付き合って、日々の勉強に活用していただければと思います。
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