3年生ゼロ学期を活かそう!修学旅行後に生徒の意識を切り替えるために必要なこととは?

2017年10月16日

10月も後半に差しかかり、ついに修学旅行のシーズンが到来しましたね。高校2年生の生徒さんも、先生方も、修学旅行の準備に向けてお忙しい頃だと思います。

高校のさまざまな行事の中でも大きな存在感をもつ修学旅行。多くの学校において、修学旅行は、生徒さんが意識を受験生のものに切り替えるための区切りになることが期待されています。一部の学校では、修学旅行後~高校3年生までの時期が「3年生ゼロ学期」と位置づけられています。

では、「3年生ゼロ学期」において、生徒さん自身は受験生としての意識を持ち、さらには行動を起こすことができているのでしょうか?

この記事では、修学旅行後の生徒さんの意識変化の現状、そこに向けて学校として何をしてほしかったかについて考えてみました。

修学旅行後の生徒さんの現状

修学旅行から帰ってくると、余韻に浸る間もそこそこに、日常生活に引き戻されるように通常授業が始まります。

そこで多くの先生方が、生徒さんの意識を受験に向けるために、たくさん話をされていると思います。

「修学旅行も終わったのだから、もう受験生の意識に切り替えよう」「高3に向けて今の内に基礎をしっかり固めておこう」

それを聞いて、「あぁ、もう受験生なんだ」「基礎をやらなきゃなぁ」と思いはしても、なかなかその次の段階に行く生徒さんは少ないのではないのでしょうか?

つまり、受験に気持ちは向くものの、ただ思うだけで終わってしまい、具体的な行動にはあまりつながらない、ということです。

では、なぜ、「思うだけ」で終わってしまうのでしょうか?

 

「思うだけ」で終わってしまう原因

筆者自身の高校の頃や、周りの様子をふり返ってみると、次のことが原因として挙げられると思います。

① まだまだ時間はあると思ってしまう

修学旅行が終わるのが10月から12月。そこから受験本番に向けてはまだ1年強あります。

修学旅行の余韻が抜けきらないまま、「修学旅行つかれたし、もう少しだけゆっくりしてもいいや」「中途半端な時期だし、年明けからでいいや」と時間があると思って甘えてしまい、行動が先延ばしにされるということです。

 

② 具体的に何をどうやればよいかが分からない

「基礎を固める」といっても、基礎の範囲がそもそも広く、どこから手をつければよいか分かりません。さらに、やり方も学校のワークを解きなおす、新しい問題集を買うなど、方法もさまざまなものから選ぶ必要があります。

その悩みの奥には、「自分にとって最も必要な分野を、自分にとって最も効率の良い方法でやりたい」という気持ちがかくれています。

ただ、「最も必要な分野が何か」「最も効率の良い方法」が何かについて、自分で自信を持って判断することができる生徒さんはごく少数です。「これをこうやれば大丈夫」という自信がないために行動を起こせない生徒さんが大多数なのではないでしょうか。

 

③ 生活が修学旅行前後で大きく変わるわけではない

修学旅行から帰ってきた後、生活が大きく変わる生徒さんはあまりいません。部活の引退があるわけでもなく、授業も引き続き、新しい単元の学習が続きます。

修学旅行前の延長線上にあるような生活が続く中で、自分で行動を変えよう、と思っても、なかなか難しいのではないのでしょうか。

 

ご提案:「修学旅行後の切り替え式」

上記の3つの原因について、③は対処が難しいものの、①②を解決するために、次のようなことがあったらな、と思います。

それは、「修学旅行後の切り替え式」です。

例えば修学旅行明け初日の1時間目に、受験生活および試験本番に向けて自分が何をしていくかについて考える時間を設ける、というものです。

具体的な内容としては、以下のコンテンツが効果的ではないのでしょうか。

 

現在から試験本番までのスケジュールを再確認する

試験本番までの全体像を見渡し、自分の今の立ち位置を知るためのものです。

何月にどんな試験があり、部活の引退なり大学の出願なり、どんなイベントがあるのか。そのとき、何をしなければならないのか改めて考えることで、残された時間についてつかむことができるはずです。

 

自分の気持ちを想像する

しかし、スケジュール確認だけでは、ただ確認するだけで終わってしまう危険性があります。自分事として真剣に捉え、考えることができないかもしれません。

そこで、月ごとやイベントごとに、そのときの自分がどんな生活をしていて、どんな気持ちなのかを想像してみます。

例えば、部活を引退して、一気に時間ができるころだ。引退時期が遅いから、たぶん焦っているんだろう。もっと苦手な英単語をやっておけばよかった、と後悔しているかもしれない。

少し想像してみるだけで、実感を持つことができ、真剣に考えることが促されるのではないのでしょうか。

 

具体的な行動目標を明確にし、先生から承認をもらう

最後に必要なのは、具体的な行動目標です。「基礎を固める」で終わらずに、「数学Ⅰのセンターレベルの基礎は確実にできるよう、年内に数学ⅠのワークのA問題を1周する」というところまで、具体に落とし込んで初めて行動に移せるようになります。

また、この行動目標は生徒さん自身が考える必要のあるものですが、最後に先生から「これで大丈夫」「ここはもっとこうした方がいい、これでいこう」と承認をもらうことで、生徒さんが自信を持って取り組めるようになるはずです。

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

今回は、修学旅行後の生徒さんの気持ちや、意識の切り替えのために何があればよかったかについてまとめました。

日々の勉強のモチベーションアップのコツについては、こちらの記事でご紹介していますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

「やる気が出ない…」今日からできる、モチベーションを上げる8つの方法


▶︎こちらもおすすめ!
生徒さんの意識を変えるには、非日常の体験も効果的。下の記事では、トモノカイでご用意しているぴったりのプログラムをご紹介します。

5分でわかる!トモノカイ 全3つのプログラム徹底解剖