東早慶応大生430人の声を分析しました!世界史 教科書の使い方4+1選

2017年11月1日

文系の主要科目である世界史。その暗記量の膨大さゆえ、覚えることに苦労している生徒さんもたくさんいると思います。

しかし世界史は、数学や英語に比べると、今まで積み上げた勉強量や成績の影響が小さいのも事実。ということは、勉強のスタート地点はどの生徒の間でもほぼ同じであり、これからの勉強次第で成績が伸びやすい科目と言えます。

その世界史の勉強に欠かせないのが教科書。ほとんどの学校では、山川出版の『詳説世界史B』や東京書籍の『世界史B』が使用されています。

では、スタート地点が同じであり、教科書も同じなのに、どうして成績に差が出てきてしまうのでしょうか?

今回は、その原因と、東早慶応大生430人の声をもとに分析した世界史攻略法をまとめて見ました。

 

なぜ世界史で成績に差が出るのか?

世界史の教科書活用法

高校から一斉に学習をスタートし、教科書もほとんどの学校で同様のものを使用する世界史。それなのに、なぜ生徒さんにより成績に大きな開きが出てしまうのでしょうか。

その原因の1つとしてありえるのが、教科書の使い方です。

教科書を工夫して使うことができれば、世界史に関する知識の暗記や理解はもっと深まるはず。

そこで、ここからは東早慶応大生430人の声を集めて分類した、4+1通りの方法をご紹介します。

自分だけの参考書にする

世界史の勉強をするときに、教科書以外にも資料集や用語集といった資料があります。

各冊にばらばらに散った情報を、すべて教科書に書きこむことで、それを見るだけで勉強したことすべてがわかるような自分だけの最強の参考書にするという使い方です。

オリジナルの注釈を入れたり、中には過去問を解いていく中で気づいたことを書きこんでいた人もいました。

世界史の教科書(東京書籍)に自分で注釈をつけて、細かい暗記事項と歴史の大筋を結びつけた。浜島書店の資料集や山川の用語集、過去問をとくたびに注釈を加えていました。(慶応義塾大学 法学部 女性)

山川教科書と山川の資料集と用語集を用意する。資料集でおっと思う知識(興味のあることならなんでも)を教科書の余白スペースに書き込む。すると自分だけのオリジナル最強な教科書が完成!(東京大学 文科1類 女性)

 

物語として読む

世界史の教科書活用法

教科書の文章をただ覚えるべき文字の羅列とみるのではなく、自分で因果関係やその場面、人物の気持ちを想像しながら物語のように読むというものです。

頭に入りやすく理解が深まるだけでなく、世界史がおもしろくなってくるという+αのいいこともありますね。

教科書をただ読むのではなく、因果関係に注目するとだいぶ違う。(慶応義塾大学 経済学部 男性)

教科書は、どんな参考書よりも人材と資金が投入されている本だと私は思います。教科書には歴史の流れが文章で過不足なく記されており、ほとんどの入学試験も教科書から作題されます。教科書は一見すると無愛想で読者を突き放した(俗な言い方をすれば、つまらない)内容に思えますが、あえてじっくりと向き合ってみます。ただ文章を追うのではなく、描写された状況を想像し(モンゴル帝国であれば雄大な草原を駆け巡る騎馬兵とによる圧倒的な侵略)人物に人格を与え、歴史を一つの「ノンフィクション一大長編ドラマ」だと思って勉強に取り組むとつまらなさも薄れると思います。覚える単語も厳選されているので、一部の私大を志望するのでなければ教科書レベルの単語でほぼ充分です。(東京大学 教養学部 男性)

 

複数冊を読み比べる

学校で配布される教科書は1冊が多いと思いますが、自分でもう1冊購入し、2冊を読み比べるという強者も少数でながらもいました。

同じ出来事でも、それに対する記述の違いを見出すことで、多角的な見方が身につくとのことでした。

東京書籍の世界史Bの教科書と、山川の詳説世界史の教科書の二冊を用意して、両者を対応するチャプターごとに読み比べ差異を見出します。(東京大学 文科2類 男性)

教科書である、山川の詳説世界史Bと、東京書籍の世界史Bを、読み比べた。章ごとに交互に読んで、同じ史実でも異なった考察をされている部分を探す。多角的な歴史観が身につくので論述対策に良い。(慶応義塾大学 経済学部 男性)

 

何回も何回も繰り返し読む

世界史の教科書活用法

東早慶応大生にとっても、最も大事なのは何回も何回も繰り返し読み、ひたすら教科書を読みこむことでした。やはり、日々の泥臭い努力は欠かせません。

ただ、教科書を読むときに、時間帯や読み方にひと工夫があったのが特徴でした。

とりあえず教科書音読。これだけでセンターがわかるようになる。誤答も教科書の本文から作られていたりするから、これは違う!と気づける。(慶応義塾大学 商学部 男性)

世界史はとにかく教科書を読む。授業をしっかり聴いて、帰りの通学時間で読む。さらに寝る前に読むと次の日の朝には頭に内容が入っている。それを繰り返しやる。(早稲田大学 社会科学部 男性)

 

合わせ技

世界史の教科書活用法

最後に、上記4つの中のいくつかを組み合わせた活用法の例をご紹介します。

学校で配布される教科書(たいていは山川)を徹底的に汚していく。知らなかった所や試験で選択肢になりそうな場所には目立つ色で線を引き、そのままのフレーズで覚えるぐらいに読み込む。教科書に書いていない知識は余白に書き足す。資料も容赦なく脚注を目立つ色で入れていく。また時代のおおまかな流れを意識し、時代の中で歴史上の人物がどのような役目を果たしたのか考えることで暗記量を減らすことができるので、先生の話も教科書に書き込む。(早稲田大学 教育学部 男性)

はっきり言います!山川の教科書は最強です。私は、受験勉強において、一問一答も、問題集も一切使いませんでした。早慶でも、ほとんどが教科書レベルからの出題です。難関校を目指す人は、つい難しい事柄の暗記に専心しがちですが、大切なのは基本です。入試において問われる力は、どれだけ細かい事を正確に覚え、理解しているかというものだと思いました。まず、基本を極める。歴史は単なる暗記科目ではありません。繋がりを大切にして、理解しつつ覚えて下さい。全ての出来事に原因があり、結果があります。そしてこの二つを繋げるのは人の心情です。こうした覚え方ができれば、応用問題だって解く事ができます。難しい問題は、出題の仕方が難しいだけです。まずは、教科書をじっくり理解しながら読む。なぜそうなったんだろう?と常に問いかけながら読み進めて下さい。もちろん、注、図も忘れずに!ボロボロになるまで読み倒して下さい。歴史ってすごいな、って実感します。(慶応義塾大学 文学部 女性)

 

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いかがでしたか?

実は教科書の活用法にとどまらない工夫もたくさんありました。

下の記事では、今回お伝えしきれなかった東早慶応大生の世界史の勉強法の中でも、特に効果が高そうなものをご紹介しています。

ぜひ併せてご覧ください。

東早慶応大生430人の声を分析しました!世界史 勉強の仕方【番外編】