『後ろめたさ』?!今だから言える推薦生のホンネー指定校推薦を受けてから大学に行くまでー【推薦と一般(推薦入試編)】

2017年11月23日

推薦入試と一般入試。
今まで足並みをそろえて勉強していた受験生は、この時期になると、入学する大学が決まった生徒さんと受験勉強を続けている生徒さんとで二分されます。

それぞれの生徒さんはこの時期何を考え、お互いの存在をどのように意識して、どのように受験を乗り越えていかれたのでしょうか。

それを探るべく、推薦入試と一般入試について、それぞれの立場の方にインタビューさせていただきました!

今回は、首都圏の私立中高一貫校から指定校推薦入試で早稲田大学基幹理工学部に入学したキャスト※のTさんから、推薦が決まってからの気持ちや大学入学までの過ごし方についてインタビューしました!

推薦入学

学校の勉強を頑張ったごほうびー地方国公立を断念し指定校推薦へー

--早速ですが、Tさんはなぜ指定校推薦を受験されたんですか?

私は、元々は地方の国公立を狙っていたんです。ただ、高校3年生の夏に、母親に、地方はダメと言われてしまって…泣きながらどれだけ説得してもダメでした。
そこで、志望校から考え直した時に、指定校推薦の枠が発表されたんです。

自分の学校の成績を考えても通る自信がありましたし、学校の先生にも、
「推薦入試は、今まで学校の勉強を頑張ってきた子へのご褒美だよ」
と言っていただき、両親にも、都内にしてくれるなら私立でも良いと言ってもらいました。

枠がある学部と自分のしたいことも合っていたので、指定校推薦を申し込みました。
学校内にて倍率5倍を突破し、推薦していただくことができました。

 

--学校の勉強を頑張ってこられた結果ですね。
指定校推薦を選択してからの周りの反応はいかがでしたか?

過ごしづらい毎日が続きました…

 

一般受験の生徒さんに迷惑をかけないように必死な日々

--過ごしづらい?何があったんですか?

私は自分の将来のことを考えた上で早稲田大学基幹理工学部に進学したいと考え、自分の意思で、指定校推薦を選びました。
しかし、一般受験される生徒さんから見たら、私が成績で選ばれたとは言えど、楽をしたと思われますよね。
また、周りと自分で、勉強をするモチベーションや目的の差をひしひしと感じていました。

同じクラスに推薦枠を競った友達がいることもあって、気まずかったですね。
私の通っていた高校は付属大学進学が3分の1ほど、他大学推薦がごく僅かにいましたが、私のクラスは一般受験を目指すクラスであったため、結果的にクラスに推薦利用をする生徒は私しかいなかったんです。

もちろん、一般受験を目指していた時と比べて、先生の対応も変わりました。
「高校を背負って大学に行くことを忘れないように。高校としては一般受験してもらった方が良かったんだ。」
と言われたのは、内容はごもっともですが、学校に迷惑をかけているような気がして少しだけ傷つきました。
私が気にしすぎていただけかもしれませんが、周りに迷惑をかけないよう必死でした。

推薦入学

 

合格後は自分への投資と周りへの感謝

--周りの態度が変わったことで、気を遣っていらっしゃったんですね…
合格が決まってから卒業までの期間は何をなさっていましたか?

合格してからは、大学から課された宿題に加え、
学校で行われていた、進路決定者向けの冬季講習で、TOEICの勉強をしたり洋画を見たりしていました。
冬季講習の他にも、私は自ら志願して、高校の入学説明会のスタッフをさせていただいたり卒業式の段取りに関わらせていただいたりなど、私を推薦してくださった高校のためになることをさせていただいていました。
また、文系の友達にセンターの理系科目を教えることもしていました。

加えて、自分の興味があることはこの時にしておいた方が良いと思います!
自由な時間がたくさん取れるのはこの時期ならではなので…
私の例では、ダイエットとか化粧とか?笑

 

苦手科目の克服と家族の時間を大切にすること

--様々なことをされていたんですね!
逆に、もっとこれをしておいたらよかったなってことはありますか?

もう少し自分の苦手科目を潰せていたらよかったですね。

私は英語が苦手で、TOEICの勉強や洋画を観ることはしましたが、もっと、本腰を入れて勉強できていたらなあと。
そのためには、将来この勉強が何の役に立つのか、何のために英語の勉強をしているのか考えていたら良かったのかなあと思います。
今私は大学院入試のためにTOEICの勉強をしています。あの時もっと勉強していたら…と後悔もあります。

あとは、もっと家族の時間を大切にするべきだったなあと。
大学生は何かと忙しくもあるので、こんなに時間が取れる機会は今後なかなか訪れないと思います。どこかに長く旅行でも行けていたらなあと。

推薦入学

 

自分で決断した道に誇りを持ち、努力する

--後悔も様々あるのですね。勉強になります。
最後に、高校生に向けて一言お願いします!

今のあなたの決断が、しっかりと考えて悩み抜いた末に出たものならば、その道を堂々と、そして努力して歩んで欲しいと思います。

選択が正解か不正解かは、選択した時点では誰にも分かりません。
ただ、決めたからには、あなたの努力で正解にするのです。
成功か失敗かではありません。
“正解”にしてください。

推薦入試をされる生徒さんに言いたいことは、
あなたが悩み抜いて推薦入試を利用することを選んだのならそれを恥じることはありません。
ただ、合格してから卒業までの期間、この期間に一般受験の生徒さんは死に物狂いで勉強し急成長を遂げます。

この期間を無駄にせずに、
あなたが今すべきだと思うこと、
ー勉強を含め自分への投資や周りへの感謝を形にすることー
をしてほしいなと思います。

決断を元に行動してください。
成功したならそれは財産ですし、
失敗してもそれは後々に活かすことができる。
決めた道を努力して歩んだなら、
どちらも”正解”です。

推薦入学

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いかがでしたか?
今回は推薦入試の方に、一般受験の生徒さんや先生と接するうえでの複雑な心境や合格後の過ごし方についてお話を伺いました。

続いての記事では、5分の1しか一般入試をしない高校から一般入試をされて、早稲田大学に合格された元キャストから、
周りが推薦で続々と合格した時の心理や乗り越え方、印象に残った出来事などをお話しいただいています!

推薦入試の生徒さんに心が引っ張られ、センター試験の点数目標を低く設定した元キャストさんに学校の先生がかけた言葉とは…そして、それによって元キャストさんの心境はどのように変化したのでしょうか!?

5分の4の生徒さんが推薦で大学に行く環境において、一般入試で早稲田に合格した元キャストの心構えとは?【推薦と一般(一般入試編)】

※「キャスト」とは…こちらをご覧ください!